
ブルース・クックさんはナイトロ・サーカスでモトクロスバイク(FMX)に乗ってアクロバティックなパフォーマンスを披露するライダーですが、なんとパフォーマンス中のバイク事故で下半身不随になって普段は車椅子で生活しているんです。下半身不随のライダー。一体どんな人なのか気になったので、ブルース・クックさんについてまとめてみました。
Contents
ブルースクックの経歴や年齢は?
カナダ出身のブルース・クックさんは、1987年生まれなので今年で30歳ですね。
事故で下半身不随となった今でもナイトロ・サーカスでモトクロスバイク(FMX)のアクロバティックなパフォーマンスを披露しているブルース・クックさんですが、事故から世界初のパフォーマンスを成功させるまでの軌跡が驚愕です。
モトクロスバイクのパフォーマンス中の事故で下半身不随に
2014年の1月にナイトロ・サーカスでのパフォーマンス中に世界初のダブル・フロント・フリップ(空中での前方二回転)に挑戦しました。
しかし空中での2回転目でバイクが完全に回転仕切らず着地に失敗。
バイクは吹っ飛び、ブルース・クックさんは地面に叩きつけられてしまいます。
地面に叩きつけられた際に背中を強打してしまい、頸椎の一部を損傷。
ブルース・クックさんがダブル・フロント・フリップ(空中での前方二回転)に挑戦した時の映像
すぐにそのまま病院に搬送されましたが、手術で治すことは不可能なくらい頚椎の損傷が激しかったそうです。
病院で療養中のブルース・クックさん

出典:http://www.cbc.ca/
そして、ブルース・クックさんはこの事故で下半身不随となりました。
頚椎を損傷し、両足の感覚がなくなり力をいれることができないので、車椅子での生活を余儀なくされました。
下半身不随になったのに再びバイクに乗って・・・
車椅子にのっているブルース・クックさんを見て誰もが、ナイトロ・サーカスやモトクロスバイク(FMX)のアクロバティックなパフォーマンスからは引退すると思っていたそうです。
というか、普通に考えると下半身不随になった時点でバイクにまた乗ろうなんて思わないと思うのですが、ブルース・クックさんはなんと下半身不随で車椅子での生活になってもモトクロスバイク(FMX)に乗ることを諦めませんでした。
もの凄い精神力の持ち主ですね・・・。

出典:http://infotel.ca/
ブルース・クックさんは、事故後すぐに下半身不随の人でも乗れるように特別に改造されたバイクに乗って、再びモトクロスバイク(FMX)のパフォーマンスを練習し始めたそうです。
下半身不随でどうやってバイクに乗るのかと思うのですが、運転の際に足は使わないでいいように改造されたバイクで、両足はバイクに固定、更に身体が空中でバイクから離れてしまわないようにシートベルトで身体も固定しているそうです。
世界初の下半身不随でのバック・フリップに成功!
そして、事故からたった10ヶ月後には再びナイトロ・サーカスでモトクロスバイク(FMX)のアクロバティックなパフォーマンスを披露します。
なんと、下半身不随のライダーとしては世界初のバック・フリップ(空中での後方一回転)を成功させたのです!
ブルース・クックさんがバック・フリップを成功させた時の映像
この動画でブルース・クックさんがバック・フリップを決めた瞬間感動してちょっとウルっときてしまいます。
観客やまわりのスタッフの声援や興奮が凄くて、会場全体でブルース・クックさんの偉業達成を喜んでいる様子が伝わってきますね〜。
パフォーマンス中の事故で下半身不随になったのに、もう一度バイクに乗るというだけでもすごいのに、更にバック・フリップまで成功させるとは・・・。
まさに伝説の男。
ブルース・クックさんの精神力と行動力は本当にもの凄いですね。
下半身不随で車椅子になっても飛び続ける理由とは?
ブルース・クックさんがなぜ下半身不随で車椅子での生活をしているのに飛び続けるのかというと、昔から「can’t(出来ない)」という言葉が嫌いで、ブルース・クックさんの辞書に「can’t(出来ない)」という言葉は存在しないんだそうです。
「Possibilities are endless(可能性は無限大)」とも言っていることからも、大変なことや困難があっても常にポジティブに、とにかく諦めずに挑戦し続けるというスタンスがブルース・クックさんの信念なのかもしれません。
ブルース・クックさんがバック・フリップを決めた動画は本当に感動するし勇気付けられるので、ネガティブになってきた時や困難に直面した時に見るようにしたいですね。
まとめ
パフォーマンス中の事故で下半身不随になりながらも、再びモトクロスバイク(FMX)のアクロバティックなパフォーマンスを披露している伝説と言われているブルース・クックさん。
下半身不随になりながらも、バイクに乗ることを諦めずに挑戦を続けるブルース・クックさんを見ると、五体満足なのにすぐに弱音を吐いてしまう自分に気付かされました・・・。
ブルース・クックさんを見習ってもっと頑張んばらないと!
See ya!