ケンヒルデブラントが96時間バギー車の下敷きから生還できた理由は?

ロッキー山脈

ケン・ヒルデブラントは野生動物の生態系調査の最中に乗っていたバギーの事故で絶体絶命の状況から奇跡的な生還を果たします。そんなケン・ヒルデブラントさんの事故が日本テレビ系の「世界まる見え!テレビ特捜部」で特集されるそうなので、今回はケン・ヒルデブラントさんがどうやって96時間も極寒のカナダの山で生き延びることができたのか調べてみました。

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ケン・ヒルデブラントさんが事故でバギーの下敷きに

ケン・ヒルデブラントは野生動物の生態系を調査する調査員。

その日もいつも通りロッキー山脈のふもとで野生動物の生態系調査をしていました。

山道が急なため、移動はバギー(山の斜面や砂地などを走るように作られた車)で行っていましたが、そのバギーが急な山道でバランスを崩して岩に激突。

その衝突でケン・ヒルデブラントさんは地面に身体を投げ飛ばされて、右足が横転したバギーの下敷きになってしまったのです。

右足はちょうどバギーの下敷きになっていてまったく動かすことができません。

ケン・ヒルデブラントは、何度かバギーを持ち上げて右足を引っ張り出そうとしましたが、バギーは重くまったく動かすことができませんでした。

狼やコヨーテから身を守るケン・ヒルデブラントさん

ケン・ヒルデブラントは救急医療トレーニングを受けたことがあったため、人は上半身から体温を奪われていくことを知っていたため、生態調査で集めた死んだビーバーを身体のまわりに置くなどして少しでも体温を奪われることを防ぎました。

夜になると辺りは真っ暗になります。

獲物を探している狼やコヨーテなどが集まっていることを感じ取ったケン・ヒルデブラントさんは、持っていた笛を吹いてそれらの動物に襲われることをなんとか防いだそうです。

笛を吹くことで、狼やコヨーテから身を守ることはできましたが、今度は喉の渇きと空腹がケン・ヒルデブラントを襲います。

人間窮地に陥ったらなんでもできるようになるのか、それともケン・ヒルデブラントさんが特別だったのか喉の渇きを少しでも解消するために、ケン・ヒルデブラントさんは、土に含まれている僅かな水分を得るために何度も土を食べたそうです。

2晩目の夜をむかえる頃には、空腹で気が狂いそうになってきます。

そこで、ケン・ヒルデブラントさんがとった行動が驚愕です・・・。

なんと、死んだビーバーの肉を食べるなどして飢えをしのぐことにしたそうです。

しかし、さすがのケン・ヒルデブラントさんでも死んだビーバーの肉は手ごわすぎたのか、ちょっと食べただけで気持ち悪くなってしまったそうですが・・・。

そんなケン・ヒルデブラントさんの生き延びることへの執念が通じたのか、事故から4日目、犬と一緒にハイキングをしていた男性が偶然通りかかったバギーの下敷きになっていたケン・ヒルデブラントさんを発見。

すぐに救急隊がかけつけて、ケン・ヒルデブラントさんは九死に一生を得ることになりました。

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ケン・ヒルデブラントさんが生き延びることができた理由は?

ケン・ヒルデブラントさんが事故にあったのは、ロッキー山脈のふもとの山。

夜は冷え込むし、96時間ものあいだ飲まず食わずの状況が続き、本当によく生き延びたと思いますが、ケン・ヒルデブラントさんが生き延びることができた理由はなんだったのでしょうか?

土を食べて喉の渇きをしのぎ、死んだビーバーの肉を食べて飢えをしのいだというケン・ヒルデブラントさんですが、バギーの下敷きになっていた右足を自分で切断することまで考えていたそうです。

この生き延びることへの強い執着心があったからケン・ヒルデブラントさんは96時間もの間バギーの下敷きになりながらも生き延びることができたのかもしれませんね。

「世界まる見え!テレビ特捜部」で特集されたヴィム・ホフ(アイスマン)さんの記事はこちら

> ヴィムホフ(アイスマン)の呼吸法やメソッドが気になる!なぜ寒冷に強い体になったの?

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