西室泰三の現在は難病で入院?無能と評価されるのはトール買収前の東芝での失敗が原因?

    西室泰三

    西室泰三(にしむろたいぞう)さんは赤字で揺れる日本郵政の元社長。2017年3月期決算で400億円の純損失を計上するのではと言われていて郵政民営化後初の赤字になるのではと報じられています。今回の赤字の元凶とも言えるオーストラリアの大手物流会社トール・ホールディングスの買収を主導していたのが当時日本郵政の社長だった西室泰三元社長ということで注目が集まっています。そこで今回は日本郵政元社長の西室泰三さんについてまとめてみました。

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    西室泰三さんのプロフィール

    それではまずは、西室泰三さんのプロフィールから見てみましょう。

    西室泰三(にしむろたいぞう)
    生年月日:1935年12月19日
    年齢:81歳
    出身地:山梨県都留市
    出身大学:慶應義塾大学 経済学部
    出身高校:武蔵高等学校
    職業:実業家
    参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/西室泰三

    西室泰三さんは、1935年生まれで現在81歳。

    実家は絹織物の染色業を営む裕福な家庭の3男として生まれました。

    兄二人も優秀で、

    長男は西室陽一さんで東京瓦斯元専務、次男は黒板行二(旧姓西室)さんで月島機械株式会社の社長と会長を歴任した方のようです。

    西室泰三さんは山梨県都留市の出身で、中学から中高一貫教育を採用している私立武蔵中学校、高校もそのまま武蔵高等学校に進学。

    高校卒業後、2浪した後に慶應義塾大学に入ったそうです。

    西室泰三さんは、バスケットボールの才能を見出され大学時代にはオリンピックの強化選手に指定されたこともあるそうです。

    日本郵政の社長に登りつめてた人なので、ガリ勉タイプと思いきやスポーツも得意だったんですね〜。

    西室泰三さんの経歴は?

    慶應義塾大学を卒業した西室泰三(にしむろたいぞう)さんは、1961年に東京芝浦電気に入社。

    電子部品の営業として実績を積んだ西室泰三さんは、アメリカに長期駐在経験もあり英語も得意のようで、ネイティブにジョークを言えるくらい使いこなせるそうです。

    1996年に東芝の社長に就任した西室泰三さんは、前社長の佐藤文夫さんの経営方針を踏襲し、東芝の得意分野を見極めてそこに資源を集中的に投資する「選択と集中」という経営方針を推し進めたそうです。

    また、時代のスピードについていくために意思決定を早くする必要があると考えた西室泰三さんは、取締役の数を減らすなどして経営体制のスリム化を進めるなど「小さな本社」という方針も推し進めたそうです。

    西室泰三さんは、2000年に東芝の会長、2005年に相談役となっています。

    東芝で相談役というポストに在籍したまま、

    • 2012年に郵政民営化委員会委員長
    • 2013年に日本郵政の代表取締役社長
    • 2015年にゆうちょ銀行取締役兼代表執行役社長

    を歴任しています。

    西室泰三さんの現在は難病で入院?

    西室泰三(にしむろたいぞう)さんは2016年の2月には体調不良で緊急入院となったそうです。

    どうやら、昔から筋肉が衰えていく難病を患っていた西室泰三さんは、20代には余命5年と申告されたこともあるそうです。

    若くして筋肉が衰えていく難病というとALS(筋萎縮性側索硬化)かと思ったのですが、具体的な病名は公表していないようです。

    現在81歳ということで年齢からくる体調不良だと思うのですが、入院する前には会議中に寝てしまったり、意味不明なことを口走って周囲を混乱させることもあったそうなので、社長という重要ポストの職務を遂行するだけの体力がなくなっていたのかもしれません。

    西室泰三さんが無能と評価されるのはトール買収前の東芝での失敗があるから?

    西室泰三

    出典:https://www.projectdesign.jp

    日本郵政が民営化後初の赤字を計上するのではと言われていますが、その原因となったオーストラリアの大手物流会社トール・ホールディングスの買収を指揮したのが当時日本郵政の社長を務めていた西室泰三(にしむろたいぞう)さん。

    現在はすでに社長の職を退いているため、最終的に日本郵政が赤字を計上しても責任を追求されることはないようですが、東芝時代にも同じようなことが起きていたようです。

    2006年に原発事業を推進するため、約6600億円と巨額の金額にも関わらずアメリカの大手原発会社「ウエスチングハウス」の買収が行われましたが、この買収は当時相談役だった西室泰三さんが大きな役割を担い、買収が成立した当初は東芝を世界1位の原発メーカーにした立役者と評価されたそうです。

    しかし、2011年の福島第一原発事故により世界中で原発見直しの動きが起こったこともあり2017年に「ウエスチングハウス」が7000億円の損失を出していたことが発覚し「ウエスチングハウス」は倒産しています。

    今回日本郵政が「トール・ホールディングス」の買収によって巨額の損失を招いていることが公表されたことで、西室泰三さんが東芝時代に買収を推し進めて最終的に倒産した「ウエスチングハウス」の二の舞いになるのではと危惧する声もあるようです。

    東芝時代に、日本の一企業だった東芝を世界的な企業に成長させたとして、西室泰三さんの経営者としての手腕を評価する人もいるようですが、その後東芝は二度に渡る粉飾決算が発覚するなど、現在は倒産寸前となっていることからも無能と評価されても仕方がないのかもしれません。

    更に、東芝での失敗を活かせずに日本郵政でも「トール・ホールディングス」の買収によって巨額の損失をだしているにも関わらず、東芝でも日本郵政でも西室泰三さんの責任が問われていないのが気になるのですが・・・。

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    まとめ

    日本郵政が赤字を計上する見込みということで、その原因となる「トール・ホールディングス」の買収を手動した西室泰三さんに注目が集まっていますが、西室泰三(にしむろたいぞう)さんは東芝時代にも海外企業のM&Aで失敗し巨額の損失を出し、最終的に買収した「ウエスチングハウス」は倒産に追い込まれています。

    西室泰三さんは、若い頃から難病を患うなどして、現在は体調不良で入院しているそうなので、今更感もありますが、西室泰三さんが推し進めた、東芝と日本郵政での2つの海外M&Aによってそれぞれ巨額の損失を出しているにも関わらず、西室泰三さん自身が全く責任を問われていないのはなぜなのでしょうか・・・?

    単にちょうどいいタイミングで、責任のある立場を退いていただけなのかもしれないですが・・・。

    なんかこうスッキリしないですね〜。

    See ya!

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