サルーブライアリーはインドで迷子になったが豪州で実業家に!現在の職業や年収は?

    Saroo Brierley

    サルー・ブライアリーさんは、インド出身で5歳の時にインドで迷子になってしまいましたが、オーストラリアで実業家になったサルーさんは、グーグルアースなどを使って故郷を見つけ出し25年ぶりにインドの母親に再会。この話を本にしたサルーさんの物語は世界中で注目を集め、2016年には「LION ライオン ~25年目のただいま~」という映画にもなったそうです。そこで今回は、サルーさんがインドの母親に再開するまでのストリーや現在実業家となったサルーさんがどんな仕事をしているのかについて調べてみました。

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    サルー・ブライアリーさんの奇跡の物語

    サルー・ブライアリーさんは、1981年にインドの貧しい農村にうまれました。

    サルーさんの父親はサルーさんがまだ幼い時に家をでてしまったため、母親のカムラさんが、サルーさんと2人の兄と妹の合計4人の子供を養うため身を粉にして働いていたそうですが、生活は貧しいまま。

    そんな、母親を助けようと5歳になったサルーさんは2人の兄と一緒に駅で物乞いをしたり、列車の掃除をするなどして食料やお金を得るようになっていたそうです。

    ある日、兄のグッドゥさんが最寄りの駅から1時間ほどのベランプールという駅に行くと言ったので一緒について行くことに。

    ベランプール着いた二人でしたが、サルーさんは疲れて眠くなってしまい駅のベンチで眠ってしまいました。

    兄のグッドゥさんは、サルーさんにすぐ戻るからと言い残して仕事に向かいます。

    しばらくして眠りから覚めたサルーさんですが、兄のグッドゥさんはいつまで経っても戻ってきません。

    駅に列車が停まっているのに気づいたサルーさんは、兄のグッドゥさんがその中にいると思って中に入ったものの、兄は見つからず。

    そしてサルーさんは、いつの間に列車の中で眠りに落ちてしまったのです。

    次にサルーさんが起きた時には列車は知らない場所を走っていて、何時間も列車の中で過ごした後ついに列車はコルカタ(カルカッタ)に到着。

    なんと5歳のサルーさんは、一人で故郷から1500kmも離れた場所に来てしまったのです。

    故郷から1500km離れた場所で迷子になったサルー・ブライアリーさん

    サルーさんはこの時5歳。

    一人で故郷から遠く離れた知らない場所にきたサルーさんは完全に迷子になってしまいました。

    最初は駅周辺でホームレスをしていたサルーさんですが、ある時思い切って街に出てみることに。

    街に出たサルーさんはある日、鉄道職員に声をかけられます。

    鉄道職員は、サルーさんに食べ物を与えたり寝る場所を提供するなどして、ホームレスの生活から抜け出せるかと思いきや、ある日その鉄道職員が男2人を家に呼んできました。

    その時、サルーさんは何がおかしいと察知し、すぐにその場から逃げ出します。

    男たちはサルーさんを追いかけたそうですが、サルーさんはなんとか逃げ切り事なきを得たそうです。

    この男たちが何をしようとしていたのか詳しくは分からなかったのですが、インドでは子供の人身売買が行われているとも言われているので、もしかするとそういった輩だったのかもしれません。

    サルーさんはその後に出会った親切な10代の若者に警察に連れて行ってもらい迷子の届け出を出してもらいます。

    しかし、サルーさんは故郷がどこかを正確に伝えることができなかったため、親元を探すことができないと判断されて、代わりにオーストラリアのタスマニアに住むブライアリー家に引き取られることになったそうです。

    オーストラリアに渡ったサルー・ブライアリーさん

    Saroo Brierley

    出典:http://www.themercury.com.au/

    インドからはるばるオーストラリアに渡ったサルーさん。

    ブライアリー家に引き取られたサルーさんは、すぐにヒンドゥー語を忘れて英語を習得。

    ちなみに、サルーさんのオーストラリアのお父さんとお母さんとなったブライアリーさん達は、サルーさんとは別にもう一人インドから子供を引き取っているそうです。

    すっかり、オーストラリアでの生活に慣れたサルーさんは、首都のキャンベラにあるオーストラリア国際ホテルスクールに進学しビジネスと接客などを学びます。

    その後、実業家として成功を収めたサルーさんですが、生まれ故郷のことが常に気になっていたそうです。

    サルーさんがインドで迷子になったのが5歳の時のため、サルーさんは故郷の名前などは覚えていませんでした。

    しかし、覚えていた滝などの特徴的な風景をグーグルアースを使って調べたり、フェイスブックで情報を集めたりしていくうちに、サルーさんが生まれ育ったのがインド中部にあるマディヤ・プラデーシュ州のカンドワ近郊の小さな村であることを突き止めます。

    Saroo Brierley

    出典:https://www.youtube.com

    そして、2012年、約25年ぶりに故郷を訪れたサルーさんは母親のカムラさんや兄弟と感動の再会を果たすことができたそうです。

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    サルー・ブライアリーさんの現在の職業や年収は?

    5歳の時にインドで迷子になって以来訪れていない故郷をグーグルアースなどを使って突き止めたサルーさんが25年ぶりに家族と再会したというニュースはインドだけでなく、イギリスなど世界中のメディアで取り上げられたそうです。

    一気に有名人となったサルーさんは、自身の体験を本にして出版。

    更にハリウッドの映画制作会社がこの物語を映画化する権利を約14億2000万円で購入し制作されたのが、2016年に公開された「LION ライオン ~25年目のただいま~」。

    「LION ライオン ~25年目のただいま~」の予告編

    サルーさんは現在、パブリックスピーカーとして自身の体験などの講演活動を中心にやっているそうですが、本の印税と映画化の権利を売ったお金があれば働かなくても十分やっていけそうですね〜。

    ちなみに、サルーさんはインドのお母さんにも家を買ってあげて、定期的に訪れたりネット電話などで連絡を取り合っているようです。

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