取り追う祭り(伊万里)の場所や日時は?おにぎりを火の中で奪い合う由来は?

    伊万里の取り追う祭り

    佐賀県伊万里市には取り追う祭り(とりおうまつり)というおにぎりを火の中で奪い合うという変わったお祭りがあります。テレビ東京系の「ウソのような本当の瞬間!」でスギちゃんが参加して話題になっていますね。そこで今回は、取り追う祭り(とりおうまつり)が行われる神原八幡宮の場所や日時とおにぎりを火の中で奪い合うという祭りの由来について調べてみました。

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    佐賀県伊万里の取り追う祭りがヤバイ!

    佐賀県伊万里市の取り追う祭り(とりおうまつり)は、まず大量のおにぎりを作ることから始まります。

    その数なんと833個

    ちなみに、取り追う祭りのおにぎりはこんな感じです。

    伊万里の取り追う祭り

    出典:http://ca84573jc5.blog135.fc2.com/

    このおにぎりは、新米のもち米を炊いて作り、「御供(ごくう)さん」と呼ばれています。

    そして、この「御供(ごくう)さん」を「笊(テボ)」という入れ物を奪い合うのです。

    伊万里の取り追う祭り

    出典:http://www.city.imari.saga.jp/

    祭りでは、万里市の大里地区の年配の男衆と若い男衆が攻め手と守り手に別れて、このを笊(テボ)に入った御供(ごくう)さんを奪い合うのが最大の見所です。

    単純に奪い合うのではなく、このおにぎり争奪戦?はなんと火の中で行われるのです!

    この祭りかなりヤバイっす・・・。

    笊(テボ)に入った御供(ごくう)さんを奪おうとする攻め手に守り手は、松明を打ち付けるなどして、攻め手に激しく火の粉を浴びせるのです。

    もちろん、直接松明で攻め手を叩くのではなく柱などを叩いて火の粉を浴びせます。

    この時、攻め手も守り手も火の粉が舞う中で気合を入れるためか、熱さを我慢するためか大きな声で叫びながら奪い合いので、なかなか迫力があります。

    伊万里の取り追う祭り

    出典:http://nanbokuchounikki.blog.fc2.com/

     

    伊万里の取り追う祭り

    出典:http://www.city.imari.saga.jp/

    攻め手も守り手も両方とも榊(さかき)の枝を持っていて、それで降りかかる火の粉を払うのですが、舞ってくる火の粉の量が半端ないので、果たしてその榊(さかき)の枝で払って火の粉をしのげるかは疑問ですが・・・。

    激しいおにぎりの奪い合いがしばらく続き最終的に攻め手が笊(テボ)の蓋を開けると奪い合いは終了。

    最後に、笊(テボ)の中に入った御供(ごくう)さんと言われるおにぎりを見物客にも配ったところで、取り追う祭りが終わるそうです。

    祭りの様子が分かる動画もありました!

    取り追う祭りの場所や日時は?

    火の粉が舞う中おにぎりを奪い合うことで、激しすぎるお祭りとも言われていますが、取り追う祭り(とりおうまつり)は伊万里のどこで行われるのでしょうか?

    ちょっと気になったので、取り追う祭りの場所や日時を調べてみました。

    取り追う祭りは、佐賀県伊万里市にある神原八幡宮で毎年12月の最初の卯の日の前日の夜に行われるそうです。

    2016年は12月10日に行われたようなので、2017年も12月の上旬に行われる可能性が高そうですが、正式な日程はまだ発表されていないようです。

    取り追う祭りが行われる神原八幡宮の場所

    住所:佐賀県伊万里市二里町大里乙321−3
    電話:0955-23-3024

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    おにぎりを火の中で奪い合う祭りの由来

    火の粉が舞う中男たちがおにぎりを奪い合うという、取り追う祭り(とりおうまつり)。

    なぜおにぎりや火を使うのか、その理由が気になりますね〜

    ちょっと調べてみたら祭りの由来をまとめたものがありました。

    祭りは南北朝時代、足利氏に敗れた南朝方の菊池武重が逃れて、再興のため火中訓練したのが始まりと伝えられる。現在では農作物を荒らす鳥を追い、豊作を祈る行事とされているが、本来は敵城を「取り」、敵兵を「追う」ことを意味しているという。

    神事の後、御供さんが入った竹製の籠が境内に運ばれ、これを奪おうと押しかけた攻め手と守り手が激しく攻防する。守り手は、柱などに松明の炎を叩きつけ、激しく火の粉を攻め手に浴びせる。攻防の末、攻め手がかごのふたを空け、中のにぎり飯833個を氏子や見物客に配る。にぎり飯を食べると無病息災で過ごせるとされる(佐賀新聞要約)。

    引用:http://ca84573jc5.blog135.fc2.com/

    取り追う祭りの名前の由来は、もともと「敵城を取り、敵兵を追う」からきていたんですね。

    火を使うのはもともと火中訓練だったからで、おにぎりは、にぎり飯を食べると無病息災で過ごせるとされるからという理由があるようです。

    祭りでは、833個のおにぎりを作るのですが、なぜ833なのかというと 「8」も「3」の春を表す数字で、833個のおにぎりを作って最後に振舞うことが豊作の事前祝のようなものなのではないかと言われているそうです。

    まとめ

    全国には珍しい祭りが色々ありますが、火の粉が舞う中おにぎりを奪い合うこの伊万里の取り追う(とりおうまつり)祭りもなかなか面白そうです。

    12月の上旬に九州に行く期会があれば見にいきたいものです。

    See ya!

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