
ジャイアント・ホグウィードは、日本語で巨大豚草(ブタクサ)といわれている植物。名前からしてちょっと怖そうな雰囲気がありますが、実際この巨大豚草はただの草ではありません。なんと触っただけで火傷のように患部が腫れてしまうという危険植物なんです!この豚草は日本にも生息しているのでしょうか?そこで今回は、ジャイアント・ホグウィード(巨大豚草)の生息地や分布地域と症状や画像を調べてみました。
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ジャイアント・ホグウィードは日本にもいるの?
触っただけで火傷のように腫れてしまうというジャイアント・ホグウィード(巨大豚草)は、植物の中でも特に危険だと言われていますが、まずはどんな植物なのか見てみましょう。
まずは写真から。

出典:https://www.kenoraonline.com
一見、キレイな白い花をつけた普通の植物に見えますね。
実際、イギリスに観賞用として持ち込まれたそうです。
美しい花にはトゲがあるというか、この場合は美しい花には毒があるですね・・・。
このジャイアント・ホグウィードは日本にもいるのでしょうか?
山などでうっかり触ったらヤバイなと思い調べてみたのですが、いまのところ日本でジャイアント・ホグウィードの生息は確認されていないようです。
ただし、外来種がいつの間に日本に入ってきて繁殖していたというのはよく聞くのでこれからも安全とは言い切れないかもしれません。
ジャイアント・ホグウィードの症状は?
今のところジャイアント・ホグウィード(巨大豚草)は日本では見つかっていないようですが、仮に触ってしまった場合どんな症状が現れるのでしょうか。
ジャイアント・ホグウィードの葉っぱや茎、花、更には根っこや種にフラノクマリン類という光毒性の有機化合物が含まれていて、ジャイアント・ホグウィードの樹液が皮膚についたまま太陽光線や紫外線を浴びると皮膚炎を引き起こしてしまいます。
症状としては、痒みや水疱ができてしまい、紫色や黒っぽくなった傷跡が長い期間皮膚に残ってしまうそうです。
水疱といった症状が火傷の症状に似ています。
ジャイアント・ホグウィードを触って水疱ができてしまった人の画像もありました。

出典:http://www.express.co.uk/
また、ジャイアント・ホグウィードの樹液が少量でも目に入ってしまうと失明する可能性が高いので注意が必要です。
ちなみに、こんな危険なジャイアント・ホグウィードですが、人間以外の動物には影響を与えないそうです。
というのも、アメリカの政府機関の発表によるとジャイアント・ホグウィードを豚や牛に餌としてあたえたところ、目立った症状がでなかったのです。
ジャイアント・ホグウィードに触った時の対処法
まだ日本にはいないので、ほとんどないとは思いますがもしジャイアント・ホグウィード(巨大豚草)に触ってしまった時はすぐに触れた部分を洗剤を使ってよく水で洗い流します。
火傷のような症状は、太陽光線や紫外線に当たることでおきるので洗い流したあとは、その箇所を包帯で巻くなどして、最低でも数日間は光に当たらないようにする必要があります。
ジャイアント・ホグウィードの生息地や分布が気になる!
日本語では巨大豚草とも言われているジャイアント・ホグウィード(巨大豚草)ですが、世界のどのあたりに分布しているのでしょうか?
ジャイアント・ホグウィードはもともと、中央アジアからグルジアやアゼルバイジャンのあるコーカサス地方という地域が原産と言われていますがその後、観賞用に持ち込まれるなどして
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
- ドイツ
- フランス
- ベルギー
などで確認されているそうです。
アメリカの政府機関によると、ジャイアント・ホグウィードは1つだけ生えていたり100個以上まとまって生息していた場所もあったそうです。
日本にはまだ入ってきていないので、このまま入ってこないといいのですが・・・。
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