サンバーナーディーノ列車脱線事故(アメリカ)の原因や真相を調べてみた!

    サンバーナーディーノ列車脱線事故

    アメリカのサンバーナーディーノで起きた列車脱線事故は、事故後の復旧作業中に石油パイプラインを損傷してしまい1つの事故から2つの惨事が起きてしまったことで有名な列車事故です。このサンバーナーディーノ列車脱線事故で列車が脱線してしまう原因はなんだったのでしょうか?事故の真相を調べてみました。

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    サンバーナーディーノ列車脱線事故の原因や真相は?

    1989年の5月21日にアメリカのカリフォルニア州サンバーナーディーノで起きた列車脱線事故は、後に「暴走列車」というドキュメンタリーにもなったそうです。

    このサンバーナーディーノ列車脱線事故は、偶然にも複数の原因が重なって起きてしまった悲劇の列車事故ですが、事故が発生する直前に一体に何が起きていたのでしょうか?

    第一の原因

    最初の原因は、モハベ駅で列車重量を計った際に係員が重量計算ミスを犯してしまい、規定の重量を超える荷物が積んであったそうです。

    そのため、下り坂を下っている列車は重量オーバーの荷積みのため更に加速してしまうことになります。

    係員はなぜ重量の計算をミスを犯してしまったのでしょうか・・・?

    第二の原因

    次の原因は、発電ブレーキの故障。

    サンバーナーディーノ列車脱線事故が起きた当初は、重量オーバーの列車が下り坂で想定外の加速をしていた際になぜプレーキがかけられなかったのかが疑問視されましたが、事故後に回収したブラックボックを解析すると、発電ブレーキの動作音が確認されたため、ブレーキはかけられたいたが正常に作動しなかったということが分かりました。

    列車には複数の発動ブレーキがありますが、故障していた発動ブレーキは一箇所だけではなく複数箇所にのぼっていたのです。

    列車を点検する整備士や列車を運転する機関士など複数の人が列車の点検に関わりますが、誰一人として複数の発動ブレーキが故障していることに気づかないまま、列車を運転してしまい、下り坂で列車が加速した時にブレーキをかけても減速できなかったため、カーブを曲がることができずに脱線。

    線路の脇にある「ダフィー・ストリート」と言われる住宅地に突っ込んでしまったのです。

    すべての発動ブレーキが壊れていたわけではないようですが、それでも複数の発動ブレーキが壊れていたのになぜ気づかなかったのでしょうか・・・?

    第三の原因

    サンバーナーディーノ列車脱線事故のブラックボックを解析したところ、機関士が発動ブレーキをかけていたもののブレーキが壊れていて減速できなかったことが分かりましたが、この時ブレーキが効いていないことに気づいた機関士は、咄嗟に非常ブレーキをかけていました。

    しかし、この非常ブレーキをかけたことで、自動的に正常に効いていた発電ブレーキが解除されてしまいます。

    その結果、列車はなんと非常ブレーキをかける前よりも更に加速することになってしまったのです。

    なぜ、非常ブレーキをかけると効いていた発動ブレーキが解除されるのでしょうか・・・?

    これは通常に作動してそうなったのか、ブレーキの制御装置のようなものが壊れていてそのような誤作動を起こしてしまったのか分からなかったのですが、もしこれが正常に動作してそうなるような仕組みであれば、この仕組み自体に問題があったような気がするのですが・・・。

    このように複数の原因が重なって、下り坂で減速できなかった列車は通常56kmで進むべきところを177kmと異常なスピードで暴走して「ダフィー・ストリート」の住宅地に突っ込んでしまいます。

    これにより、線路を脱線した列車は破損し、列車が突っ込んだ住宅7棟が倒壊、さらに列車の乗務員2人と住宅地に住んでいた住民2人が亡くなったそうです。

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    復旧現場で火災事故が発生

    このサンバーナーディーノ列車脱線事故には続きがあって、なんと列車脱線事故後現場の復旧作業にあたっていた重機によって線路に沿って地下に埋められていた石油のパイプラインが破損。

    これにより石油が一気に漏れてしまいます。

    そして、漏れた石油に引火してしまい、近隣住宅11棟を全焼させる火災が発生。

    この火災によって住民2人が亡くなっています。

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